祈祷の依頼と準備
祈願と違って祈祷は祈祷の依頼の内容により依頼者の準備する準備品がことなります。祈願の場合はあらかじめ神社、教会、神道、その他関係社で毎朝、神様に 「神饌料」 としてすでに (お祭) しているものを使って祈願しますが、祈祷の場合は祈祷する度に神饌物を交換しなくてはならないことが多いことです。
ここで私がたずさわった 「心臓弁膜症」 の病人の依頼を受けて祈祷をしたときの話を
少ししましょう。
昭和五十五年の秋のことです。細い声で女性の方から電話で、私の主人が心臓が悪くて病院の方では一日も早く手術しなくては命の保証はできないといわれた。
成功率を聞くと五分五分で何ともいえないといっているがどうしたらいいのでしょうか。
今主人に先立たれると私一人では大変ですので何とかしてください。
との依頼があり一日に三時間区切りの四回祈祷を六十日実行しました。
依頼者からは五十五日目に手術も成功して無事に退院したとの連絡がありました。
この時の神様との交流の神饌 (おそなえもの) は下記の通りでした。
(一回の祈祷のおそなえもの)
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